樋口建築株式会社

実習生




弊社も外国人の労働力をお願いしようと思い、アーシング協同組合さんに
手配をしていただき、大工経験者を中心に5年契約で日本での実習予定が
出来る人6人に絞っていただき、この中から2人を選考するため現地に面接に
行きました。



面接前にクレペリン・計算・文字数の比較・空間認識の試験を済ませ、
それとは別でパズルみたいな物の認知度の試験をやっているところです。
かなりの難題だと思います。



こちらは 何種類かのボルト・ナット・ワッシャーが混在していて、それを
いかに早くセットにできるかというものの試験です。
個人差はありましたが、大体同じ時間で出来ていました。
差が出たのは この後、片付けに入るのですが、片付ける時間にはかなりの差が出ました。



3本の丸太を束ねて運ぶ試験です。
この時もそれぞれの個性が出ていました。

 

 

メインイベント的なもので図面から箱を作るといった作業です。
材木も寸法で切り、ベニヤも裁断して、最後に組み立てあがる といった
物でした。
作る工程はそれぞれあって なかなか面白いものでした。
作りあがったものは 日本的には無理なものばかりでしたが、その技術を習得しに彼らは日本に来るのですから あまり参考にしませんでした。
それよりも、準備をするときに率先して準備をする人しない人の差が出ました。
私はこちらのことを重点的に見ていましたので 大きな差がわかりました。
それと 周りが見えている人いない人の差も大きく出ました。
我々建築業は他業種さんと一緒の所で作業することが多いので 日本の現場では
周りが見えてないと 事故に繋がると私は思います。



そういった面からこの2人を選考しました。
彼らは準備なども率先して行い、周りを良く把握して、自分が何をすべきかを
見ることの出る人材だと思います。
これから みっちり6ヶ月日本語の勉強・日本の文化などを学んで10月に入社
する予定です。
現地の研修の様子など見に行ってみたいと思っています。

 

 

彼たちが事前に作ったものらしいです。
結構細やかに作られていて 面白かったです。